床の間は本当に必要?役割と設置のポイントを紹介!
2024/11/19
皆さん、こんにちは!三重が拠点で、松阪市や多気郡、伊勢市や玉城町でサービスを提供しているリフォーム会社のクラマス装飾です!
和室のなかでも、床の間は特別な存在として知られていますが、その役割や必要性について理解している方は少ないのではないでしょうか?そこでこの記事では、床の間の歴史や役割、種類、設置のポイントや飾り方について紹介します!
目次
床の間の歴史と役割
床の間の時代背景と役割
床の間は、日本の伝統的な和室で特別な意味を持つ場所となっています。当初は身分が高い人が座る場所として設置されていたといわれています。また、床の間に掛け軸や生け花を飾る場として、教養や美意識を示す場とされていました。床の間は格式や美を表現するための場所として発展し、日本文化のひとつになっています。現代の住宅でも、床の間を設けることで、伝統の美しさと現代的なアレンジを融合させた空間が作ることができます。
床の間が和室に与える影響
床の間は和室に格式を与える重要な場所です。床の間に季節に合った掛け軸や生け花を飾ることで、和室が季節感を与える場所となります。また、床の間の装飾がその場のテーマや主題となり、会話のきっかけとなることもあります。床の間があることで、単なる部屋ではなく、訪れる人に感動を与えることができます。
床の間の設置場所・配置
床の間の設置で考慮すべきポイント
床の間の設置には、和室のバランスを考慮する必要があります。床の間は部屋の一角に配置され、空間全体の流れを整える役割を果たします。和室の中央から少しずれた位置に床の間を設けることで、訪れる人が自然に目にし、落ち着いた雰囲気を生み出します。
設置の向きや床の間の高さ
床の間の設置には光や高さも重要です。床の間は自然光や装飾品が映える場所に配置されるよう考慮すべきです。光の当たり具合が掛け軸や生け花の見え方を左右します。床の高さは、部屋のバランスや視線の流れを考慮して調整します。
床の間の種類
本床(ほんどこ)
本床は、「書院作り」という建築形式で作られていることが多いです。伝統的な形式で、茶道の茶室や寺院の和室で採用されています。和室全体に重厚感と伝統美を与えるため、強い印象を残します。
袋床(ふくろどこ)
床の間の一部が壁で囲まれていない形式です。構造が本床ほど厳密でないため、設置や空間のアレンジがしやすく手軽に空間を広げることができます。
踏込床(ふみこみどこ)
踏込床は、床を高くしないことによって、視覚的に空間が広がります。そのため、装飾を際立たせることもできます。
洞床(ほらどこ)
洞床は、壁の一部をくり抜いて床の間として使用する形式です。洞床は限られたスペースで床の間を設けたいときに適しています。
床の間の飾り
床の間の装飾品
床の間には、季節やテーマに応じた装飾品を飾ることが適しています。掛け軸や生け花はよく使用され、視覚的かつ文化的にも和室を引き立てる役割を果たします。春には桜や梅をテーマにした掛け軸や花を飾ることで、季節を演出できます。装飾品を工夫することで、床の間の雰囲気を引き立てることができます。
飾り方のポイント
床の間の飾り方にはマナーがあります。装飾は控えめで洗練されたものにすると良いとされています。床の間は、神聖な空間ともされているため、過度な装飾や重いものなど荷物置き場にならないようにしましょう。このようにマナーを守ることで、床の間の格式を高めることができます。
まとめ
床の間は、和室の格式や美しさを引き立てる役割を担っています。その歴史は日本文化に根付いており、現代も取り入れている住宅があります。床の間の種類や配置によって、和室の雰囲気や印象が大きく変わります。奥深い建築形式や季節感を与える装飾など、ひとつひとつに意味があり、日本の奥ゆかしさを感じることができます。これらを理解し、適切に取り入れることで、より格式の高い和室空間を作ることができます。
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